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2024.02.10 最近のニュースに私的コメント

今日が最後の選挙活動

昨年の11月から行われて来た大統領・副大統領選挙活動は、今日2月10日が最後となります。

アニス・ムハイミン陣営は、アニス氏がジャカルタ州知事時代に建設したJakarta International Stadiumで、プラボウォ・ギブラン候補はジャカルタの国立競技場で、そしてガンジャル・マーフド候補は、ガンジャル候補が州知事を務めていた中部ジャワの州都スマラン市とソロ市で、最後の大会を開催して活動の締め括りをすることになっています。

今回の選挙活動を通じて印象に残ったのは、同時に行われる国会、州議会、県議会、市議会選挙の話題がほとんどニュースにならなかったことと、倫理観を欠いたジョコウィ大統領の言動でした。

選挙前は、公務員は選挙活動において中立を保つようにと、厳しく訓告しておきながら、自身の長男が年齢制限を例外として副大統領候補に登録され、その陣営を公然と支援することを非難されると、大統領であろうが大臣であろうが、選挙活動に参加して良いのだと、威嚇するような顔で反論する様子には呆れて何も言えませんでした。

中立であるはずの国家警察や国軍からも、ジョコウィ大統領が支援するプラボウォ・ギブラン候補を有利にするための圧力が、他の候補陣営や大学に対して掛けられていたことが公になって来ました。

これらの事実に対し、インドネシア国民がどのような判定を下すのか、注目されます。