賄賂を期待する国民意識

今回の大統領・副大統領選挙および総選挙における調査によると、投票者の24％は、大統領の名前で配られた生活支援物品が、プラボウォ大統領候補・ギブラン副大統領候補への支持を求めたものと知りながら受け入れたそうです。

インドネシアでは以前からKKN（Korupis汚職, Klusi共謀, Nepotisme縁故主義）は国の最重要問題と位置付け、その対策として2000年以降は、汚職撲滅委員会（KPK, Komisi Pemberantasan Korupsi）を設立して、主に政府高官によるKKNの撲滅に努力して来ました。

しかし、国民が賄賂を期待している限りは、上から下まで国を挙げて公金の奪い合いをしているようなもので、これではなかなか変わりそうにないですね。