ジョコウィ大統領のプラボウォ次期大統領に対する貸作り

ジョコウィ大統領が、プラボウォ次期大統領に対する貸作りに、熱心に取り組みだしました。

手始めは、プラボウォ氏の古巣である国軍の、陸軍名誉将軍の授与です。

そして、プラボウォ次期大統領の選挙公約である、学校での給食の無償化を、現政権において先取りすることです。

後者に対しては、内閣からも困惑の声が出ているようですが、ジョコウィ大統領は決行する勢いです。

政権交代後も自身の影響力と存在力を残すため、残された8ヵ月間には、まだまだあっと驚くような存命工作が展開されそうな雰囲気です。

スハルト大統領に長く仕えて来た、貴族意識が高いはずのプラボウォ次期大統領が、庶民上がりのジョコウィ大統領からのこれらの恩着せに対して、どのように対応するのか、とても興味深い展開です。