2024.03.01
最近のニュースに私的コメント
今度は次男のために法律改訂か?
国会で議席を得るためには、投票数の4%以上を獲得することが条件ですが、この敷居を廃止する動きが出て来ました。
ジョコウィ大統領の28歳の次男が入党して、直後に党首となったインドネシア統一党(PSI)は、前回の総選挙では上記の敷居を超えられず、現国会では議席を持っていませんが、次男を党首にすることで、ジョコウィ大統領の人気をバネに、次期国会では議席を持てる得票数を狙ったようです。
しかし、現時点での開票状況では、4%に届きそうも無く、長男の副大統領は実現したものの、次男の国会議員当選は失敗したと思われていました。
すっかりその気になっていたまだ若い次男坊は、肩で風を切って選挙運動に臨んでいたのですが、この結果にショックを受けて、お父さんに泣きついたのかもしれません。
ここで出て来たのが得意の法律を変える力技です。
何が何でも院政の基盤を固めようとする、ジョコウィ大統領の確固たる意志が見て取れます。
民主主義のシンボルは、もはやすっかり独裁者のシンボルです。