総選挙後の悲劇

毎回の総選挙の後は、落選した議員候補の悲惨な末路が伝えられて来ます。

今回も、落選が確実となった議員が精神病を患わっていると伝えられています。

10年くらい前に仕事で親しくなった地方都市の事業者の娘が、そこの県議会議員に立候補したことから、その父親は選挙運動資金として、全財産をつぎ込んだそうです。

しかし、娘は落選し、全財産を失って、元を取るつても無くした父親は、ショックから持病の心臓病が悪化し、間もなく亡くなってしまいしまた。

それが原因で、その娘も精神に支障を来したと聞いています。

今回もインドネシア全土のあちこちで、同様の事件が起きているのでしょう。

選挙資金として多額の借金をしても、当選した暁にはそれを大きく上回る見返りを期待出来るので、一種の賭けみたいなものでしょうか。

一方では、大統領・副大統領選挙と各種議会選挙を同時に行う総選挙において、投票結果を集計する各地の選挙管理委員会では、これまでに100名を超える担当者が過労で死亡したそうで、5年に一度の世界最大規模の選挙は、多くの犠牲者を伴う大嵐のような感じです。