プラボウォ次期大統領によるジョコウィ大統領排除の戦略か

プラボウォ次期大統領が、自身を支援するためにジョコウィ大統領が裏切った、インドネシア闘争民主党に対して、大連立政権に参加するよう呼びかけ始めているようです。

もしもこれが実現すると、今回の選挙で国会議席を獲得した8政党全てが、雪崩を打って参加する可能性があります。

そうすると、プラボウォ次期大統領の国会での支配力は最強となり、さらには、議席数が最大のインドネシア民主党を囲い込むことで、そこから第2位のゴルカル党に移籍する予定の、ジョコウィ大統領の影響力も抑えることが可能となるでしょう。

プラボウォ次期大統領の義父であった、スハルト元大統領は、インドネシアで昔から伝えられている、古代インドの大長編叙事詩『ラーマーヤナ』と『マハーバーラタ』のインド2大叙事詩から、組織と人間の扱い方を学んだと言われていました。

その義父から薫陶を受けたであろうプラボウォ次期大統領は、その教えを実行に移して来るのかもしれません。