2024.04.07
最近のニュースに私的コメント
消えたジョコウィ大統領のゴルカル党首の座
ジョコウィ大統領は引退後の政治活動基盤として、三大政党の一つで、プラボウォ次期大統領を支持する、ゴルカル党の党首を狙っていると言う噂が出ていましたが、結局は現党首のアイルランガ氏が継続することに決まったようです。
自身の古巣であるインドネシア闘争民主党の党首の座は、現党首のメガワティ氏との関係が破綻してしまっただけでなく、プラボウォ次期大統領との関係回復の兆しもあり、もはや期待することは出来ないでしょう。
残るはプラボウォ次期大統領が設立して党首を務めるグリンドラ党ですが、長男を副大統領に差し出すことで、大統領選挙に大きな貸しを作ったとしても、果たしてプラボウォ次期大統領がそれを呑むのかは分かりません。
大統領選挙の違法性について審議を進めている憲法裁判所に、参考人として呼ぶべきとの強い声もあり、色々な勢力が水面下で共謀して、ジャワ文化らしく真綿で首を締めるように、ジョコウィ大統領を追い詰めているような雰囲気を感じます。