2024.05.13
最近のニュースに私的コメント
炸裂するプラボウォ節
中東のメディアAl-Jzeeraの会見に応じたプラボウォ次期大統領は、又しても民主主義は手間が掛かり疲れ、お金もかかると発言して物議を醸しだしています。
氏の言うところの民主主義が、欧米式の民主主義を指すのであれば、さもありなんと思います。
日本の助けはあったとしても、オランダの植民地支配から独立を勝ち取ったインドネシアにしてみれば、建国五原則であるパンチャシラを優先させるのは当然のことでしょう。
パンチャシラとは以下の五原則です。
①唯一神への信仰
②公正で文化的な人道主義
③インドネシアの統一
④合議制と代議制における英知に導かれた民主主義
⑤全インドネシア国民に対する社会的公正
日本の首相が同様の発言をしたら国内で大騒ぎになるだけでなく、アメリカ政府からも叱責を受けるのは間違いないでしょう。
プラボウォ次期大統領の荒業師としての面には不安もありますが、独立した大国の国家元首としての意識にも期待したいところです。