Non-Halal Festival ?!

インドネシアでは2024年10月以降、飲食品のHALAL表記が義務付けられるため、産業界はその準備に追われていますが、対応が遅れているため、義務化の延期も検討されています。

そんな中、ジョコウィ大統領の長男で、現在はソロ市長、今年10月からは副大統領に就任するギブラン氏が、ソロ市内において7月3日から7日にかけて、Non-Halal料理フェスティバルを開催して話題になっています。

元々は市内のショッピングモール内で、群島国家華人フェスティバルと題するイベントとして開催する予定であったものを、賛否両論があってNon-Halal料理フェスティバルに変更したようです。

中華料理には豚肉が欠かせないため、最もHALALに反する食べ物で、何故わざわざこのようなイベントを開催したのか、その主旨が良く判りません。

地元のイスラム団体は、主催者である市長とその父親の大統領に忖度したのか、賛同する意思を示したそうですが、本心でしょうか。

中央政府がHALAL規制を強化する一方で、地方政府がそれを緩和するようでは、国民の間に混乱を来すだけではないでしょうか？

ギブラン本人は『騒ぐ必要はない』と話し、寛容性の高さを誇示していますが、副大統領に就任してから張り切り過ぎて、左翼的な言動で社会を混乱させるのではないかと、いささか心配になります。