いつの間にか大統領補佐官に

元テレビニュースキャスターで、インドネシア連帯党PSIの創設者であるグレース・ナタリア氏が、いつの間にかジョコウィ大統領の補佐官になっているので驚きました。

PSIは弱小政党で、国会に議席を持っていなかったのですが、前回の総選挙ではジョコウィ大統領の次男を党首に迎えて、ジョコウィ人気を背景に議席獲得を狙ったのですが、結局その期待は外れてしまいました。

現在、その次男は次期ジャカルタ州知事の候補として、野党のインドネシア闘争民主党以外の政党からの支持を取り付ける勢いです。

今回の大統領補佐官への突然の就任は、次男に党首の座を譲ったことへの見返りかもしれません。

インドネシアの大統領は国家元首として、絶大な権限を持っていることは周知の事実ですが、その気になれば出来ないことは無いのだと、良く判った次第です。

それにしても、政治経験も実績もほとんど無い28歳の若者を、殆どの政党党首が票集めの為にチャホヤする姿は見ていて、本当に『インドネシア大丈夫か？』と言いたくなります。

日本も偉そうなことは言えませんが・・・。