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2024.07.29 メルマガバックナンバー

インドネシア進出サポートメルマガ2024年2月号

関係各位

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        インドネシア進出サポートメルマガ2024年2月号
                  Vol.11 【2024年2月1日発行】
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■目次
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【1】 インドネシア進出関連ニュース『新都市開発関連事業への投資はどうなのか』
【2】 インドネシア社会一般ニュース『次期大統領・副大統領選挙直前予測』
【3】 インドネシアお楽しみニュース『即席麺の和風味競争』
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【1】新都市開発関連事業への投資はどうなのか

インドネシアの新首都Ibu Kota Nusantara (IKN)は、東カリマンタン州の州都、バリクパパン市の西北30Kmの所に建設されつつあります。

完成予想イメージ写真
http://blog.livedoor.jp/kojindonesia/archives/56002932.html

写真では新首都のシンボルとなる、ガルーダが翼を広げたような大統領宮殿の骨組みが出来上がりつつあり、今年8月17日の独立記念行事は、この真新しい宮殿で執り行うことになっているそうです。

計画では、2045年の独立100周年までに中央政府、軍、警察などの関係者約50万人を移住させ、首都移転を完成させるとしています。

インドネシア政府は国内外に対して、新首都建設に対する投資を呼びかけていますが、具体的な案件がニュースとなって公表されることはまだ多くありません。

商業活動のほとんどはジャカルタに残るとされるため、新都市の基本インフラとなる、道路、空港、庁舎、宿泊施設が投資の対象になり、該当する産業も限られるのでしょう。

可能性は低いのですが、次期大統領候補の一人である、元ジャカルタ州知事のアニス氏は、当選した際には首都移転を中止すると公言しており、このことも投資に対する多少のブレーキになっていると思われます。

主に製造業の分野で主導権を握って来た日本企業にとって、新首都での新規投資機会を探すのはもう少し様子を見てからとなりそうですが、気になるのは、アメリカのTIME誌が昨年末の特集記事で、”New Beijing City”と揶揄するくらいに、建設時点で主導権を持っているのは中国資本と言われており、以降も日本企業の入る隙間が無くなってしまうことです。

【2】次期大統領・副大統領選挙直前予測

2024年2月14日、次期大統領・副大統領ならびに国会、州議会、県議会、市議会の総選挙が行われます。

日本を始め海外のメディアではあまり大きく報道されませんが、世界最大規模の選挙と言っても過言ではありません。

しかし、ここ数年は日本の貿易相手国トップ10からも姿を消し、インドネシアへの投資国としてもトップの座を中国に奪われるなど、経済面での日本とインドネシアの関係は年々細くなりつつあるためか、日本国内のニュースでインドネシアの選挙のことが報道されることはほとんどありません。

2024年1月末時点での各候補の世論調査による支持率は以下のように伝えられています。

プラボウォ大統領候補・ギブラン副大統領候補 50%前後
アニス大統領候補・ムハイミン副大統領候補 20%前後
ガンジャル大統領候補・マーフド副大統領候補 20%前後

このまま行くと、プラボウォ・ギブラン組が、初回の投票で50%以上を獲得して当選する可能性がありますが、もしそれに満たない場合は、既に共闘を表明しているアニス・ムハイミンおよびガンジャル・マーフド連合との、2回目の投票を6月中旬に行うことなります。

その場合、プラボウォ・ギブラン組が、二正面からネガティブキャンペーン攻撃を受けるのは明らかですので、是か非でも初回投票で決着を付けるよう、最後の仕上げに入るでしょう。

そしてもしも、プラボウォ大統領・ギブラン副大統領が向う5年間、あるいは10年間にわたり政権を執った場合、インドネシアはどんな方向に舵を切るのでしょうか。

プラボウォ候補73歳、インドネシア国軍でキャリアを積み、30年の長期政権を確立したスハルト元大統領の娘婿として次期大統領と言われながら、1998年のジャカルタ暴動で義父と共に失脚し、10年近くレバノンに亡命し帰国した後に、今回で4度目の大統領選挙での挑戦では、その念願を果たせるのか。

ギブラン候補36歳、ジョコウィ大統領の長男として、地元ソロ市長を務め、昨年は野党インドネシア福祉党の党首に担がれた次男のカエサンと共に中央政界入りを目指すが、父親であるジョコウィ大統領の力を背景とする傲慢な言動は、若者の賛同を得る反面、言論界などからは厳しい批判を浴びています。

この百戦錬磨の政治家と、長男を盾にした引退後の老獪な政治家ジョコウィ大統領が、どのような形でインドネシアをリードするのか、とても気になります。

しかし、それよりも気になるのは、今後の日本がインドネシアにおいてどれだけ存在感を維持出来るのかと言うことです。

【3】即席麺の和風味競争

インドネシアには『インド・ミー』と『ミー・セダップ』と言う二つの有名な即席麺があります。

最初にインド・ミーが和風ラーメンを売り出したのに続き、それに対抗するようにミー・セダップが焼肉ラーメンを打ち出しました。

日本人から見て少し違和感があるかもしれませんが、インドネシアの嗜好なのでしょうね。

インド・ミー和風ラーメン
https://www.youtube.com/watch?v=NJG-VfhXDuY

ミー・セダップ照り焼きラーメン
https://www.youtube.com/watch?v=GjzMIUYCn7k

 

以上