2024.07.29
メルマガバックナンバー
インドネシア進出サポートメルマガ2024年6月号
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インドネシア進出サポートメルマガ2024年6月号
Vol.15 【2024年6月1日発行】
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■目次
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【1】 インドネシア進出関連ニュース『日本からの直接投資累計』
【2】 インドネシア社会一般ニュース『見えて来たプラボウォ次期政権の姿』
【3】 インドネシアお楽しみニュース『ジャカルタ市内の彫像周辺の観光地』
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【1】日本からの直接投資累計
1968年に始まったスハルト政権の下で、日本は2023年まで累計で約700億ドル前後の、件数では3万件を超える民間直接投資を実施して来ました。
この間はおそらく10万人を超える日本人が、インドネシアでの事業展開に尽力して来たことでしょう。
勿論のこと、日本側も輸出売上、配当金、技術援助料などの形で収益を得て来ました。
2019年までは右肩上がりを続けていた日本からの直接投資も、以降は減少を続け、代わりに中国が台頭して来ているのは周知の事実です。
しかし、過去半世紀にわたる日本からの人・物・金の蓄積は、目には見えない形でインドネシア社会に根を張っているものと確信しています。
その根を枯らさず、新しい花を咲かせることが、これからの日本の課題であると思います。
【2】見えて来たプラボウォ次期政権の姿
2024年10月から始まるプラボウォ次期大統領の政権基盤作りが着々と進んでいます。
大統領選挙の際の公約は以下の通りでした。
1.イスラム学校を含む幼稚園から高校までの昼食の無償化
2.健康診断の無償化
3.公務員、国軍、国家警察の昇給
4.村落資金、現金給付、低価格住宅計画の継続
5.福利厚生カード計画の継続
6.農業用地の生産性向上
7.特別待遇総合学校の建設
8.国家歳入庁の設立
9.8%を超える経済成長の約束
10.300医学部の開設および2万人の学生向けの奨学金
11.下流産業の発展
これらを実践するための閣僚メンバーも決まりつつあるようですが、法律で定められた34名の大臣を、40名に増やしたいとの話も出て来て、話題を提供しています。
まだ公式な発表はありませんが、現閣僚の1/3くらいが継続し、そのうち経済問題調整大臣、財務大臣、工業大臣、商業大臣、農業大臣の経済分野の6閣僚は現職をそのまま継続するようです。
自身が党首を務めるGerindra党から5名以上の新人閣僚を入閣させるのは当然のことながら、古巣である国軍からも数名の退役将官を入閣させるようです。
ユドヨノ政権時代の運輸大臣だったHatta Rajasaなど、何人かのベテラン閣僚経験者を入閣させているのも特徴の一つと言えるでしょう。
スハルト政権時代から、長く政治に関わって来たプラボウォ氏らしい布石と言えますが、当選に大きく貢献してくれたジョコウィ大統領の退任後の処遇には、最後まで頭を悩ませることになりそうです。
そんな中、プラボウォ次期大統領はスカルノ元大統領のように国際関係の強化に力を発揮するのか、それともスハルト元大統領のように国内の掌握を優先させるのか、それとも両者の良いとこ取りをするのか、これから次第に明らかになって来るでしょう。
【3】ジャカルタ市内の彫像周辺の観光地
インドネシア各地の都市には、彫像が多いことにお気付きのことと思います。
特にジャカルタ市内には立派な物が多く、その中からベスト10と言える彫像を紹介したいと思います。
順不同
1.英雄の像:独立戦争の英雄に女性が食糧を捧げている姿(メンテン地区)
2.大気の像:風神のような猿が今まさに空に飛ぼうとしている姿(パンチョラン地区)
3.歓迎の像:男女が手を振って迎えている姿(メンテン地区)
4.若者の像:炎を頭上に捧げた若者姿(スナヤン地区)
5.スデルマン将軍の像:独立の英雄が敬礼をしている姿(スティアブディ地区)
6.馬群の像:8頭の馬が走り出そうとしている姿(ガンビール地区)
7.デポネゴロ像:オランダへの抵抗運動指導者デポネゴロ王子の姿(メンテン地区)
8.イリアン解放の像:ニューギニア島西半分がインドネシア領イリアンであることを象徴する男性の姿(サワブッサール地区)
9.アルジュナの像:伝説の王子アルジュナの姿(スナヤン地区)
10.独立宣言の像:独立時のスカルノ大統領とハッタ首相が並立する姿(メンテン地区)
以上