2024.08.14
最近のニュースに私的コメント
飛ぶ鳥跡を濁すジョコウィ大統領
ジョコウィ大統領は新首都の中国製路面電車の建設費用に比べて、日本製の地下鉄は高過ぎると苦情を述べたらしい。
当たり前だろう。
路面を線路無しで走行する電車と、地下トンネルを掘って線路を敷く違いも判らないのだろうか。
そもそもジャカルタの地下鉄は、交通渋滞を解消することが目的で、それが路面電車で出来るならそうすれば良かったのだ。
それとも新首都には何が何でも中国製のインフラを導入し、そこからのバックマージンで二回の大統領選挙での借金返済資金を捻出したいのだろうか。
残りの任期が2ヵ月となった今でも、退任後の政権確保のために、大統領権限を駆使して、政界の裏工作を繰り広げ、生まれたばかりのインドネシアの民主政治を毀損しているのは明らかで、自身と一族のために政治を私物化している姿は唯々見苦しい。
インドネシアには、飛ぶ鳥跡を濁さず、と言う格言は無いのだろうか。