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2024.08.19 最近のニュースに私的コメント

残りの任期2ヵ月で3閣僚を入れ替える意図

ジョコウィ大統領は任期が残り2ヵ月ですが、法務人権大臣、エネルギー鉱業大臣、そして投資大臣の3閣僚を入れ替えたことで、その意図を巡って様々な推測が飛び交っています。

大統領選挙以降の政局から推測すると、以下の様な目的が考えられます。

1.プラボウォ次期大統領の大連立政権構想に対抗して、野党の立ち位置を変えないインドネシア闘争民主党に対して圧力を与える(退陣させられた法務人権大臣はインドネシア闘争民主党所属)。

2.先日、ゴルカル党の党首を辞退した、アイルランガ氏の後任に推すことを約束していたと噂される、バフリル投資大臣をエネルギー鉱業大臣に格上げすることで、議会第二位のゴルカル党に対する影響力を強化し、退任後の政界における立場を強化する。

3.上記のことを背景に、プラボウォ次期大統領に対して貸しを作り、自身の立場を保持すると共に、副大統領である長男の立場も無碍にされないよう保証させる。

政治家としての意欲は益々盛んになり、まだまだ衰えることが無いようです。