プラボウォ大統領『汚職には厳しく対処する!!』

先月就任したプラボウォ大統領は、『汚職には厳しく対処する!!』と機会がある度に表明しています。

是非実践して欲しいと願うのですが、スハルト時代に陸軍の将官をしていたとしても、現在は牧場と豪邸をいくつも持っており、さらには副大統領選挙1回、大統領選挙3回に挑戦した際の莫大な費用はどうやって作ったのか、誰でも疑うことは間違いないでしょう。

スハルト政権時代が身内の特権意識に基づき汚職天国だったので、娘婿であった当時のプラボウォ氏も私腹を肥やしたことは間違いないでしょう。

今となっては口に出して非難する者はいないとしても、『汚職には厳しく対処する!!』と言う宣言にどれだけの説得力があるのか、いささか疑問はありますが、過去の事は過去の事として、是非厳しく取り締まってほしいと思います。

しかし、汚職によるお金も地下経済を回しているため、1980年代にスハルト大統領が同様に汚職取締りを厳しくしたことで、インドネシアの経済成長も大きく低下した実績もあるため難しい問題です。