投資認可を数時間で完了させよとの大統領命令

2017年に導入されたOSS(Online Single Submission)システムは、投資申請をオンライン画面で進めることが出来るシステムで、2020年11月に議会で可決された雇用創出法案と併せて、投資を促進するためのジョコウィ大統領の肝入りで実施された施策でした。

OSSについては『OSSシステムでの会社設立・投資認可手続き詳細』で詳しく述べているように、会社登記が完了して事業基本番号(NIB)さえ取得すれば数時間で投資申請が済むようになっています。

しかし、今になってジョコウィ大統領が投資認可を数ヶ月ではなく、数時間で完了させよと号令を掛けたとのニュースを見て、eVOAの導入で体験した先日の入国管理での建前と本音の落差を思い出し、またしても親の心子知らずかと思ってしまいました。

二期目の任期が一年半となったジョコウィ大統領は、政策実現の最後の仕上げに入っているはずですが、返事ばかり良くて建前を取り繕うのが上手い官僚達の仕事振りに苛立ちを隠せないようです。