2023.08.18
コンサルタントの独り言
インドネシア独立記念日に我が日本を振り返る
昨日、8月17日はインドネシア共和国の第87回目の独立記念日で、現地の各テレビ局は大統領官邸での式典の様子を伝えていましたが、それを視聴していて様々なことを思いました。
1945年8月15日に日本がアメリカに対して敗戦を認めた直後の17日に、インドネシア共和国としてオランダからの独立を宣言し、それを認めないオランダとの独立戦争を3年間にわたり繰り広げ、多くの犠牲を払いながらも真の独立を勝ち取った誇りを、今でも忘れずに祝うことは素晴らしいことだと思います。
オランダによる300年間の植民地政策で立ち遅れた国家を、独立100周年までに世界の5大経済大国にすることを目標に掲げて、国を挙げて邁進する姿には敬意を払いたいと思います。
そして、数百年続いた白人による植民地支配と奴隷貿易に終止符を打ち、有色人種の解放と独立の切っ掛けを作った、明治以降の日本の活躍に、日本人として大きな誇りを持ちたいものです。
アメリカとの戦いに敗れ、焼け野原と化した日本は奇跡と言われた経済成長を達成し、一時はアメリカを追い抜くのではないかとも言われたのですが、その後の30年は現在まで成長することを止め、普通に成長している他国に比べた日本は年々貧しくなって来ています。
日本の政治家、官僚、学者、経済人は、戦勝国アメリカの軍事的な庇護の下に、経済さえ上手く回っていれば良いのだと嘯いていたのに、この30年間はそれさえも忘れた如くに口を閉ざしています。
この状態を正そうとする心ある政治家が現れると、周りはマスコミを動員して潰しにかかります。
この背景には日本を働き蜂のようにこき使おうとする、グローバリスト言われる、ユダヤ財閥、軍産複合体、大手メディア、国際金融組織などから成る、いわゆるディープステートやネオコンと呼ばれる勢力の影響や圧力もあるでしょう。
しかし、そんなことには無頓着なばかりか、かれらの手先としか思えないテレビや新聞の情報を信じ込み、自分の頭で考えることを放棄し、問題意識を持たなくなった日本国民自身にも大きな責任があると思います。
日本にアジアのリーダーとしての役割を期待していた東南アジア諸国も、昨今の日本の凋落ぶりには諦めムードが強く、親日国と言われて来たインドネシアの現政権は、日本を脅し続けている中国に取り入ることに熱心です。
彼らも、そんな日本人を覚醒させて、本当の独立した主権国家としての日本に導いてくれる、強い指導者が現れることを願っているのかもしれません。
以上がインドネシア共和国の独立記念セレモニーを視ていて思ったことでした。