2024.07.29
メルマガバックナンバー
インドネシア進出サポートメルマガ2024年4月号
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インドネシア進出サポートメルマガ2024年4月号
Vol.13 【2024年4月1日発行】
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■目次
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【1】 インドネシア進出関連ニュース『中小零細企業の発展を公約とする次期大統領に期待する』
【2】 インドネシア社会一般ニュース『総選挙の結果とこれからの問題』
【3】 インドネシアお楽しみニュース『週一の成田-マナード-デンパサール便』
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【1】中小零細企業の発展を公約とする次期大統領に期待する
2月14日に投票が行われた、次期大統領・副大統領選挙で当選したプラボウォ次期大統領は、ジョコウィ現大統領の政策を引き継ぐことを公約の基本としています。
これには、首都移転、EVの世界供給拠点化、世界第4位の経済大国を目指すことなどが含まれます。
そして、これらとは別に注目されるのが、中小零細企業の発展に力を入れると言う方針です。
その具体策として、是非、日本からの中小零細企業進出の際の、最大のハードルとなっている、最低投資額100億ルピア(1億円)の規制を撤廃して欲しいものです。
この規制はアセアン諸国の中では突出しており、これがインドネシアを進出先として選ばない、大きな原因になっていると思います。
本当に中小零細企業を発展させたいのであれば、世界に名立たるものつくりを支えている、日本の中小零細企業との合弁事業を促進すべきと思います。
以前、投資調整庁BKPM(現投資調整省)の幹部と雑談をしている時に、彼が『インドネシアには既に中小零細企業がたくさん存在するから、我々に必要なのは、大企業による大型投資案件である』と主張したのに対し、日本のものつくりを支えている、中小零細企業をもっと勉強して欲しいと、強く反論したことがありました。
親日と言われるプラボウォ次期大統領が、このことに気が付いてくれることを、密かに期待しています。
【2】総選挙の結果とこれからの問題
次期大統領・副大統領ならびに、議会議員の選挙も一先ず終わりました。
大統領選挙で敗北した2候補は、現大統領の強大な支持率を背景にした選挙介入と、憲法の年齢規定を例外扱いとして、自身の長男を副大統領に当選させたことは、インドネシアの民主主義を破壊するものだとして、選挙のやり直しを訴えていますが、実現は難しいでしょう。
一方で、10月の政権交代に向けて、特に国会での連立政党作りの駆け引きが激しくなることでしょう。
プラボウォ次期大統領を支持する4政党の、国会での新たな議席数の比率は48%で過半数に満たないため、今回の大統領選挙で敗北した2候補を支持した4政党に対し、大臣の椅子を割り当てることを餌にして、大連立政党を構築すべく呼びかけています。
インドネシアは大きな政府で、大臣と名の付く職が35もあるので、仮に8政党全てが参加しても、割り振りにはさほど困らないでしょう。
プラボウォ陣営が今後直面するであろう問題は、ジョコウィ大統領を裏切り者として露骨に批判した、今後も最多議席を持つインドネシア闘争民主党と、どのようにして関係修復を行うのか、そして、ジョコウィ大統領の政策は引き継がないと公言したアニス候補と、彼を支持たナスデム党をどのように懐柔するかでしょう。
これらの政治工作を通じて、院政を敷いて政治権力を維持したいと画策するジョコウィ大統領と、今回の選挙では長男を副大統領として出して、支援してもらった借りはあるものの、ジョコウィ大統領の影響力を抑えたいとするプラボウォ次期大統領との、水面下での駆け引きが次第に激しくなることでしょう。
老獪な寝業師としてのジョコウィ大統領と、エリート意識が高い荒業師のプラボウォ新大統領による一騎打ちになるのか、それとも絶妙な補完関係が維持されるのか、暫く目が離せません。
【3】週一の成田-マナード-デンパサール便
昨年末から、ガルーダ航空は成田-デンパサール便を毎日運航させています。
面白いのは、成田発が火曜日、デンパサール発が水曜日の便だけは、スラウェシ島の北東端にある、マナード経由となっていることです。
成田とマナードの距離は約4,000Km、飛行時間は約6時間ですが、ここで降りて一週間の休暇を楽しむのも粋なものと思います。
色とりどりの花々が咲き乱れるマナードから、17Km離れたブナケン島の質素な滞在型リゾートで、透き通るような珊瑚礁の海で泳ぎ回る熱帯魚と共に、心の洗濯をしてみては如何でしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=Vvcrb0LdCrM
以上